[夏の北海道2014-2]豊平峡温泉から豊平峡ダムに歩き、すすきので自炊

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1日目、カルビーとキリン工場見学~定山渓温泉は穴場写真撮影スポット?の続きです。

北海道2日目は、定山渓からさらに奥に突き進んで豊平峡へ向かいました。

お目当ては豊平峡温泉ですが、その先に豊平峡ダムというのがあるのを発見して行ってみることにしました。

しかし、豊平峡ダムのサイトを見ても、ダム行き電気バスの乗り場や時刻については詳しく書いていないし、アクセスは縮尺無視の略地図でよく分からないうえに車の行き方しか書いていないしで、さっぱりわかりません。

定山渓からは豊平峡温泉行の路線バスはあるので、とりあえずそこまで行ってみることにしました。

豊平峡温泉からダムへのはるかなる道のり

豊平峡温泉に着くも、付近にダム行きのバス乗り場らしきものは見当たりません。

温泉のフロントで聞いてみると、電気バス乗り場はここから3km先とのこと!これは予想外の出来事でした…。そりゃ車でのアクセスしか書いていないわけです。そして、温泉客以外私しか降りないわけだ。

路線バスはこれ以上先には走っていないので、電気バス乗り場に行くには「タクシーを呼ぶ」か「徒歩」しかありません。しかし、山に流しのタクシーなど走っているわけもなく、呼んでも何分かかるかわからないし、なんだか悔しいので歩くことにしました。

あとで入浴に来ることを告げ、豊平峡温泉で荷物を預かっていただくことができたので助かりました。

さー、道があってるかわからないけどスマホのナビでダム方面にずんずん行くぞー。景色と空気が良いのが救いです。

札幌の森

こんな道をひたすらずんずんと。歩いているのは当然私1人です。結構結構。

山道

緩やかな上り坂ですが、特にきつくはありません。道すがらいろいろな虫がいて撮りながら進みました(虫写真掲載は自粛)。

途中、ダム行きと思われる車に何台も追い抜かれました。ということは、たぶん道はあっているようです。

札幌岳入口もありました。車が停めてあるので、ここから登山している方もいるのですね。

札幌岳入口

3km歩いてバス乗り場に着いたー!この南下ルートで行きつけました。西側にある遊歩道の道は崖崩れのため閉鎖されたそうです。

豊平峡温泉から豊平峡ダムへのルート
大きな地図で見る

この小屋がチケット売り場です。

電気バスの往復は620円ですが、各所の温泉入浴券セットは1,200円です。

豊平峡温泉は入浴料1,000円ですから、そちらも行くならセット券を買えば420円もお得になります。

豊平峡ダムバス乗り場

私が乗り込むとバスはすぐに発車しました。

豊平峡ダム電気バス乗り場

時刻表を見ると、1時間に2、3本しかなかったようです。グッドタイミング。

豊平峡ダム電気バス時刻表

電気バスは静かですね。2kmほどの道のりを走りながら、途中の滝などでは止まって解説もしてもらえます。

バスは5台くらいあるようです。ハイシーズン用?

豊平峡ダム電気バス

やっと着いた!

豊平峡ダム

これはなかなかいい景色です。

豊平峡ダム

遠くの雲まで見える空の抜け感が北海道らしいです。

この千丈岩が豊平峡ダムの見所です。

千丈岩

天然の凹凸模様は自然のなせる業ですね。

千丈岩

こんな感じで水がせき止められています。今は毎日観光放水しているようです。

豊平峡ダム

ザバザバ!

豊平峡ダム観光放水

真上から見たザバザバ!

歩いて暑いので、こういうのを見ると気持ちいいです。

豊平峡ダム放水

私の好きな、孤島に1本木が。こんな岩によく生えてるなあ。

豊平峡ダム

展望台の上なども1時間ほど堪能して、また電気バスでバス乗り場に帰りました。

さて、再び3キロ歩いて豊平峡温泉に戻るぞー。今度は下りだから少しは楽でしょう。

てくてく歩いていると、途中で車が私の横に停まりました。なになに?と思って見ると、「乗っていきませんか?」と。バス乗り場の職員のおじさんのようです。怪しい人ではなさそうだし、ありがたく乗せていただきました。

お話しをうかがうと、豊平峡ダムは秋の紅葉の時が一番きれいらしいです。しかし、その分来場者も多いので、1本しかない道と駐車場は大渋滞になるのだとか。

札幌駅に帰るまでに5時間もかかることもあるようです。そういえば箱根の紅葉の時も、平日なのに大混雑だったなあ。

そして、おかげさまであっという間に豊平峡温泉へ帰着しました。自動車を発明した人は偉い!

豊平峡温泉でトウキビを食べ入浴

こちらも平日でも大勢のお客さんが利用していました。

豊平峡温泉

豊平峡ダムのレストハウスは9月からオープンで何も食べられなかったので、お腹空いたなあ…。あ、カルビー工場でいただいたポテチは山道で食べました。

入ると、フロントの横においしそうな茹でトウモロコシが売られていました!たったの200円ですので迷わず買います。

とうもろこし

これが超当たりでした!
今まで食べたトウモロコシでは味わったことのない香りがするのです。例えられないけど、とにかく香ばしいいい香り!

ややしょっぱめに効いた塩味も相まって、入浴前にノンストップでボリボリとトウモロコシをがっつきました。

あとで売店のおばさんとお客さんの会話を耳にしたところ、自社の畑で朝採れしたトウモロコシを使っているのだとか。そして大量にまとめ買いしていく人もいるらしいです。納得。

ちなみにこの豊平峡温泉は、なぜかインドカレー屋が入っています。館内にはカレーの香りが充満しています…。

インドカレーは大好きですが、ここで食べる気はなかったのでスルーしました。蕎麦屋も味が落ちたと話しているお客さんがいたのでやめときました。

そして浸かった温泉の第一印象は「濃い!」

茶色く濁った源泉かけ流しなので、いかにも効きそうな感じで良いです。

個人的に、湯温が表示してあるのが良かったです。熱いお湯は苦手なもので。広い露天は、寒い時期だと雪を見ながら入れて気持ちがいいだろうなあ…。

 

豊平峡温泉に来たもう一つの目的は、札幌駅までの無料送迎バスがあること!

1日1往復だけですが、帰りの15時のバスに合わせて行動していたのでうまく乗れました。観光バス級のしっかりした乗り心地のいいバスです。

ちなみに、札幌駅から豊平峡温泉までの路線バス運賃は片道840円なのでかなりお得です。

豊平峡温泉、おすすめですよ。

すすきののウィークリーマンションで自炊

今回の旅の宿は4泊全て違う場所です。毎日がプチ引越し状態で面倒なのですが、うまく宿が空いていなかったのと、泊まりたいところもあったのでそうなりました。

その泊まりたいところが、ウィークリーさっぽろ2000でした。

いい感じだったら来年の夏はしばらく住んじゃおうかな♪などと、あてのない妄想をしながらお試しで泊まってみました。

1泊だと5,000円以上して結構高かったし、禁煙ルームも空いていなかったのですが、まずは様子を見ておかないと。

部屋はこんな感じで、家電や食器も完備で便利です。

ウィークリーさっぽろ

机もまあまあいい感じ。ちゃぶ台もありました。

ウィークリーさっぽろアネックス

たった2食食べるだけですが、すすきの駅前のラフィラ地下のイトーヨーカドーに自炊食料買い出しに行きました。

ラフィラの地下はおいしいもの満載でした!スーパーに行く前に「焼き鳥屋 炎」で巨大な唐揚げ試食をつまんだところ、これがおいしい!

塩ザンギが100g100円程度で売られていました。精肉より安いくらいです。塩と醤油のザンギを100gずつゲット。

あと、チーズ専門店で十勝産のチーズも買いました。

それ以外はイトーヨーカドーですべて道産の食品を。新鮮な野菜が安い!

北海道米は「ななつぼし」が好きです。1kg買って、余りは最終日に家に発送する荷物の中へ。

しかし、1人で2食で食べるには多いんでないの?レタス1玉とか…。

札幌の食材

お米をたいて、野菜たっぷりの食卓になりました。

レタスの外葉の方はゆでてカサ減らししています。生葉は唐揚げを巻いてムシャムシャと。

唐揚げとチーズがパックのままなのはご容赦を(洗い物ぎらい)。

札幌で自炊

買い物時にちょっと悩んだのが調味料です。小分けで自宅から持ってくるのも面倒だし、何か現地で買おうとは思っていたのですが、塩か醤油か…。

納豆にタレが付いていないようだったので、そうなるとやはり醤油です。

同じくラフィラ地下の北海道みやげ店でいいものを見つけました。昆布しょうゆです。これ、手のひらサイズの100ccなのですよ。しかも道内のいろいろな昆布バージョンがありました。何となく利尻で。

利尻昆布しょうゆ

これが当たりでした!ゆでたレタスとパプリカにもこの醤油をかけただけでおいしくいただけました。

お米にとろろ昆布を載せて、これをかけてもおいしかったです。調味料は昆布醤油だけで2食乗り切れました。

さて、このウィークリーマンション、なかなか使い勝手もサービスも良く気に入ったのですが、それも寝るまででした。

深夜に続々と帰宅する住人?のドアの開閉音やしゃべり声がうるさくて、耳栓して寝てればよかった…起きて取りに行くか…と思いながらも朝になってしまいました。

あと、喫煙フロアは排気口から他部屋の煙が流れて来るらしくかなり臭います。寝るまでは窓を開け放って換気していましたが、夜中はそれもできずにキツかったです。

場所がすすきのですから両隣が大人のホテルなどという立地は気にしませんでしたが、すすきのの住民は夜行性なのだというのは盲点でした。うーん、まあお試しで1泊だけにしといてよかったかな。

そう言えば、備え付けの包丁がおそろしく切れませんでした。
もし泊まる方は、マイ包丁か砥石持参をおすすめします。

3日目、登別温泉とおいし過ぎる室蘭やきとりの晩餐を楽しむに続きます。